今回書かせて頂く内容は、多くのビリヤードプレイヤーにとっては
当り前の事かと思います。
「何を今更」と思うかも知れませんが・・
良くある話。
9ballのブレイクの後、1番ballが走らずにヘッド側の短クッション付近にへばり着くのです。かなりの確率で。
私の今のブレイク速度はこんな感じ↓。
グラフを見て頂ければ分りますが、
強く撞きに行って35km。平均して32-33kmと言ったところ。
(AVG31.26になっているのに何言ってんだこのオヤジ)
自分の感覚としても、この位が一番撞きやすい。
もちろんコントロールブレイクして、1番ballが長クッションに入る前に止めるか、
長クッションに入った後、短クッションに入る前で止まるか調整すれば良いのですが。
やはり、何か気持ちが悪い。すっきりしない。逃げている感じ。
でも不思議なもので、私が撞きやすい強さだとどうしても1番がへばり付く。
いっそのこと1番はサイドに入れてしまうという昔風のブレイクも試しておりました。ただそれだと2番のコントロールがねえ.....。
こんな時に、真ん中の撞点ではなく捻ってブレイクする事で1番ballの走る距離を調整できるという事は知っておりました。
それで、やって見たことはあったのですが、ハードブレイク思考の弊害と言うか何というか。
何しろブレイクスピードを上げたい→捻るとスピードが落ちるに違いない→やはり中心に近い撞点を撞きたい・・・
こんな流れでいつの間にか中心(上下は調整していますが)撞きに戻ってしまっていたのです。
先日、さすがにブレイク後の1番ballの位置が悪すぎてお話にならないと言うことで、
何とかしようと悩んでおりました。
ブレイク馬鹿としては、「もっと強く撞けば短クッションに入って出てくるはず」と考えちゃうんですよね。
で、フルブレイクするのですが・・・いかんせん私のフルブレイクは突発的に38km、普段頑張って36km程度です。
どうなんでしょうか・・・それでも手玉が暴れるだけで、1番ballの位置はあまり変わりません。
これではとても普段使える物ではないなーと。
それで、この捻るブレイクのことを思い出し出したのです。
左からのレールブレイクであれば、左捻り。
そうすることで、1番ballには手玉からのもらい捻りで回転(反時計回転 右捻りの回転)がかかります。
1番ballが右長クッションに入ると、その回転で走る距離が伸びると言う訳です。
もらい捻りってどの程度なのか・・”もらい”って言われる位なので何だか”おつり”みたいなわずかな印象ですけれど、実際にやってみると大分走り方が違います。
1番ballはちゃんと短クッションに張った後も失速せずにヘッドスポット周辺に出てくるようになりました。シメシメ・・。
私は右からのブレイク、さらにレールブレイクではなく、レールから0.5ポイントあたりからの平撞きをします。
その理由は、10ballのブレイクとなるべく同じ撞き方をしたいから。
それで、右からの平撞き、右ちょい下捻りで練習しましたがなかなかでした。
で、肝心のスピードはって言うと、、、全然変わらんw。
何だよ、最初からこれで良かったんじゃないかよ・・・。
と、ちょっと損した気分にもなりましたが、
「ブレイクの練習をしてきたことである程度しっかりスピードが出せる撞き方になって来ているんだ」と思う事にしました。そうでなければヤッテランネエ・・。
さあ、問題は手玉ですが、こちらは暴れまくりw。
というか、まだ見越し具合が分りません。
今の所は動画を見る限り見越し過ぎかな。
手玉はラックに弾かれた後、右の長クッションに入って捻りでセンター方向に戻ってくる感じ。
ちょうど9 on footのブレイクの様な感じでした。
もしくは捻りで戻りきらずに台上を暴れていましたw。
ちなみに、この撞き方で他の効果がありまして。
ブレイクインが増えた事です。
理由はよく分りませんが、今まではウイングの一つだけと言うことも多かったのですが、この撞き方だと2つ3つポコポコ入る事が多い印象です。
今回のようにちょっとしたことで、すぐに結果が出る事があるんですね。
ただ、今までの試行錯誤や方向違いの努力が決して無駄にはなっていないと思いたい。
(まあ、かなり回り道ではありますが)
追記)練習しているうちにわかって来たこと。捻るといってもそんなにたくさん捻らなくても、結構1番は走りますね。