ビリヤードで筋肉痛

ビリヤードにはまった中年男の奮闘記 時々車の事も。

80のおもひで オークション編

 

2002年、supraが生産中止になると聞いて、車の買い替えを決意しました。

一台目supraから二台目supraへ。

同じ車を買いつなぐと言うのもなかなか珍しい事だと思います。

 

私はチョコチョコと車に手を入れることが好きで、それに加えて「人と同じ車は嫌」と言う性格でございます。

街中を走っていて、同車種とすれ違う・・・なぜか分りませんが同じだと嫌なんですね。純正の状態で乗る事は考えられません。

えーと、妻の車ならそれで構いませんけれど、ホイールくらいはね。

一台目supraも中古で買いまして、いろいろと手を入れておりました。

 

さて、同じsupraを新しく手を入れようとした時に私が考えたのは、「どうせいじるのであれば、買ってからいじるよりもすでにチューンされたものを買えないか。」

という事でした。

俗に言う”コンプリートカー”ですね。

(そのコンプリートカーにもいろいろとありまして、外装だけの物や、エンジンまでバリバリ手を入れたものまで様々です)

 

私としては、機関系のチューンは自分の好みでしたかったので、外装だけのコンプリートカーを探し始めました。

新車、中古に関わらず。

 

supraのパーツ(スポイラーからボンネット・リアスポイラーからガルウィングなどまで)と言うのは様々な物が作られておりましたが、多くの物は好きではありませんでした。

どうしても”下品”に感じてしまうんです。

これはもう、好みとしか言えないので何とも。

あまりゴテゴテしておらず、スマートで且つ他と違うものを探しておりました。

 

 

それで、あるオークションで見つけたのです。

素晴らしくまとまった上品なsupra!

それで(今思えば恐ろしい事をしたと思うのですが)、思い切って落札しました。

その車は、あるエアロパーツ会社のデモカーとして作られたもので、

女性社長が所有していました。

女性ですので、丁寧に乗っていて走行距離も少なくきれいな車との事。

また所有者が扱いきれないので出品しますと。

 

ただ、大きな問題が二つ。

1.オートマである事

2.グレードがSZのツインターボである事。

 

その時に私が乗っていた一台目supraはRZ ツインターボのMTでした。

SZと言うグレードにターボモデルがない事は知っておりましたので、「これはグレードを間違えているんだろう」と思い、先方に確認いたしました。

その返答が、「出品しているのは所有者本人ではなく、自分が代行している。グレードは間違いかもしれないので確認する。」との事。

うーん・・・何か、怪しげな雰囲気が漂ってまいりましたよw。

 

まあ、その後のやり取りは割愛致しますが、特に泥沼になったわけではありません。

お互いに紳士的なやり取りで話は進みましたが、先方が所有者でない事で話が全く進みません(何かある度に、所有者に確認しますだのなんだの・・・)

最終的には、そのオークションに記載されている内容がムチャクチャである事が判明し、落札は無効となりました。

 

私としても、深く深く反省いたしました。

自分好みの車を見つけて(しかも外装メーカーのデモカー)舞い上がってしまい、

正常な判断が出来ていなかったんですよね。

 

当時はそのオートマの車を買って、ミッションをMTに載せ替える気でいましたからねw。どんだけ金かかるって言うんだ。

 

正気を取り戻した私は、「コンプリートカーを買っても、結局お得ではないのかもしれない。誰が所有していたか、どういう乗り方をされて来たか全くわからないような車を買うより、新車で買ってゼロから作り上げよう。」でしたw。

(最初からそうしろよ・・って)

 

ただ、諦めの悪い私はオークションで購入し損ねたコンプリートカーを痛く気に入っておりました故、そこのメーカーから外装品(フロントスポイラー・サイドステップ・リヤフェンダーなどなど)を購入して、私なりのコンプリートカー製作に取りかかりました(と言っても、やるのは専門家ですけれどね)。

 

続く。