World Cup of Pool 2018 9-ball USA v Finland
USAはShane van Boening / Skyler Woodward
FinlandはMika Immonen / Petri Makkonen
SVBとImmonenと言ったら押しも押されぬ一流選手です。
しかし、この試合を見ていて感じたこと。
Skyler WoodwardとPetri Makkonenがうまくなっているなあと。
(私のレベルで失礼な物言いですけれどw)
特にPetri Makkonen。
バンクがすごい。
ことごとくバンクで危機を乗り越えていきます。
感じたのはやはり勝ちたいという気持ちです。
過去のWorld Cupでもこの人は出ておりますが、Immonenに対して自分の意見というか自分のやりたいこと(出来ると思うこと)をしっかり主張しているようですね。
しかも、それで結果を出しているのでImmonenも文句のつけようがありません。
実際、immonenのミスを見事にリカバリーしていますしね。
8ラック目のブレイクで手玉がスクラッチしてしまいますが、その瞬間キューが折れるかもと言うくらいに曲げて悔しがっていましたね。
表情にはあまり出しませんが、そういった仕草なんかで本気で向かっている気概を感じました。
韓国の鄭栄和 Jeong Young Hwa選手なんて一回戦で負けてしまいましたが、最後のショットなんてもまともなストロークが出来ないくらいガクガク震えたおりました。
この方も随分な経歴の選手なのですが。
やはり、こういった試合は「参加の仕方」で随分と違いますよね。
オリンピックは「参加することに意味がある」なんて言われていますけれど、
やはり周りとしては(もちろん選手達も)勝ちに行って欲しい。
勝ちたいと言う気持ちが強ければ強い程、プレッシャーもかかる。
World Cup of Poolのフォーマットは勝者ブレイクですけれど、これだと流れが悪いときにどうしようもないです。
いくら「手組みラック」とは言え、この位のレベルの試合になると”ブレイクが全て”になりがちですのでね。
ブレイクの善し悪し(もちろんそれも選手の技量なんですが)だけでなく、もうちょっと選手の技量で流れを変えていける部分がないとどうしようもない。
文字どおり、椅子に座って見ているだけで負けていくというチームもあります。
回って来なければ戦いようがないですからねえ・・・。
逆に、お互いにブレイクを何とか出来る力があったら、バンキングで先行を取ったら全てが決まってしまうような感じでもあります。
恐らくは進行を早めるためのフォーマットなんでしょうが、
せめて交互ブレイクでないとどうしようもありませんな。