皆さんはタップ交換を自分でしますか?
やる人もやらない人も、それぞれの理由があるでしょう。
面倒だとか、自分で付けたタップなんて信用できないとか。
逆も然りで、人が付けたタップで撞きたくないとか、自分の道具のメンテナンスくらい自分でとかね。
人様々です。
私と言えば、(過去のブログを読んでくださっている方はお分かりでしょうが)
選択肢がありません。
自分でやらなければ他に誰も付けてくれない環境でして。
ただ、私自身DIYは好きなので、大工道具だとか車いじりの工具だとかしっかりしたものを揃えたいなあと思っている位です。
さて話を戻しまして、タップ交換です。
私がタップ交換する頻度はそれほど多くありません。
短くて2ー3ヶ月(今のタップがよっぽど気に入らない場合)、長くて一年です。
ただ、やはり自分で交換するとなると、腰が重くなるのです。
よっぽどタップの調子が悪くならないと交換する気が起きない。
私のタップのRは、やや小さめです。
それに加えてチョコチョコ削るので、最近タップが薄くなってきましてね。
そろそろ替え時かなと。
それで最近興味があるのが旋盤です。
タップ交換の際に旋盤があると綺麗に早くできるのはいろんな動画を見て知っておりましたが、流石にタップ交換のためだけに旋盤を買うのをためらっておりました。
(おまけに普通の旋盤では、長いシャフトが着かない)
器用な方々は、自分で簡易旋盤を作っているようで、実際にそれを使ったタップ交換の動画もいくつか出てきます。
それを参考に作って見ようかと。
さてタップ交換用の旋盤を作るにあたってのポイントは
①旋盤の回転はそれ程早くなくても良い。市販のドリルで十分代用できる。
②シャフトをドリルにしっかり固定して、かつ先角周辺も回転でブレないように固定する必要がある。しかもシャフトを傷つけない方法。
③旋盤の使用は、主にタップの側面削りとRの削り出しに使用するため、シャフト先端部分にナイフを当てる際の土台が必要。刃が跳ねると危ない。
④出来れば安価に。
この中でも②が最重要事項です。これさえクリアすれば、後はなんとでもなりそう。
結局はシャフトをブルブルブレないように回転させれば良いわけですからね。
先端はベアリングに差し込んで上手く固定できれば動きは滑らかでしょう。
後はドリルの回転子とシャフトの接続。
何か良い部品は無いものかと、net上を検索しておりましたら、ありました!
部品と言うより、完成品がw。
笑ってしまいましたよ。
ほぼ私が考えていた物、そのものが売られておりました。
ドリルとの接続は、回転子に取り付けたゴムキャップにさし込むだけ。
シャフトの先端をベアリング内に(ベアリングの穴にゴム?スポンジ?が貼られている)さし込んで固定するらしい。
ドリルとそれらの部品が木製の台座にボルトで固定されていて、
使用する際はその台座ごと作業台に固定すれば良いだけです。
いやいやいや。
ちょっと嬉しかったですよ。
自分で想像している物とほぼ同じ物を、全く知らない人が既に具現化している。
まあ、上記②をどのようにクリアするか考えていくと、「結局こうなるわな」という感じでw。
これは、同じ物を自作出来るのでは?とも思いましたが、
その製品の完成度の高さと値段(そんなに高くない)を考えて、
購入してしまいましたw。
ドリルは家にあるのが使えるのでいらないんですけれど、まあ仕方ないよね。
注文してから制作して下さるようで、到着するのは来週かな。
楽しみ~。
早速使って見てどんな物かまた感想を。
追記)
今、思いついたんですが。各ジョイントピンの♂側を購入すれば、ドリルとシャフトの接続は簡単・確実にできるじゃんw。
そんな、専門的な物どこで手に入るのかなー・・・って探しながら、再度ひらめき!
別にジョイントピンじゃなくても、ジョイントキャップでいいんじゃね?安いし。
ジョイントキャップをドリルに固定できるように加工すれば、ドリルを回転させる向きさえ間違わなければぜんぜんOKそうだぞよ。
わはは。
天才か!
追記2)
もし、ジョイントキャップを使うようであれば、タップを削る時にあまり負荷をかけない様にしないとね。プラスチックだからねじ切ってしまうと、後が面倒だ。
追記3)
旋盤到着後、使ってみた感想はコチラ