私は玉を撞く時にはまずはボウラードから始めます。
10フレームまでしっかり撞くのではなく、バラ玉を撞いているのと同じです。
肩慣らしとその日の調子や傾向を見るためです。
ただ、ついでに10ball breakをしてから始めます。
最近はストロークに注力していることもあって、その練習のためにボウラードをする比率が増えています。
さて、多くの方がそうだと思うのですが、私は薄い玉より厚い玉の方が好きです。
その中でも角度によって嫌いな角度もありますけれど、全体としては薄い玉よりは好きだし入れられる。
傾向としては、薄くなればなるほど嫌いだし入れも怪しくなってきます。
入らないから嫌いだという言い方もありますが。
ボウラードと言うのはエニーボール(どの玉を撞いても良い)のゲームですので、選択肢がある限りは自分の好みの角度のものから入れて行ける訳です。
残り玉が2つ3つになってくると、出しに失敗すると薄い玉も撞かざるを得なくなるのですが。出しがうまくいけば得意な角度だけでストライクもいける。
厚めに取っていくと言う訳です。
最近、それではあまり練習になっていないなあと。
「今日もこの玉は入れられる」って言う確認をしてるだけ。
これではいかんと、最近は角度縛りのボウラードをするようにしています。
得意な角度は撞かない。
それを入れたからって、台上の玉が減るだけで元からない物と同じ。
そんな事なら、ゴーストやドリルでもした方が練習になりそうだぞ。
書いているうちに妄想が始まりましたよ。
「ドラクエ」に例えてみたら・・・・
自分が例えばlevel 10くらいになっているのに、スライムばっかりやっつけていても、ぜんぜんlevel 11に上がりません。
一匹をやっつけた経験値が小さいからです。
私にとって、厚い玉ばかり撞くのはそういう事。
level に合わせたモンスターを効率よくやっつけていけば、経験値も高く効率よく自分のlevelが上げられる。
時にはこちらがやっつけられてしまう事がありますけれど。
ゲームのようにはなかなか行かないですけれど、似たようなもんだと思うのです。
玉を撞く時間が限られているなら、なおさらです。
そういう訳で、薄い玉をわざと選んで撞いています。
その効果と言うのはかなり早く表れてきまして、角度に慣れて怖くなくなってくる。
薄い玉を前にして 「ウェ」って気持ちにならない。
それどころか、撞いた分だけ(入れた分だけ)自信もついて来ます。
正に撞いた数だけうまくなる感じ。
一人撞きだと、どうしても「自分の好きな事をしていい気分になっているだけ」になりがちです。
「自分を律する自分」と「学んでいく自分」の二役をこなさなければいけませんから、一人で上達していくにはそれなりの努力とやり方と覚悟ってもんが要りそうです。
そもそも「できない事を出来る様にするのが練習」と言うのであって、
出来る事ばかりやっていたら・・・そういうのは、
きっと「独りよがり」っていうんだよ。