www.youtube.comKo Pin Yiの優勝でしたね。
この大会ではラックのボールの位置は①番と⑨番以外は自由みたいですね。
何しろラックシートを使ってもラックが立たない。
最初タートルラックだったんですが、三角形のマルチラックシートに変えたり、
それでもだめで、ボールごと交換したり(何と2回も)。
試合している時間よりラック立てている時間の方が長そうです。
この審判のお姉さんも、ふてくされずに一生懸命やっていて感心です。
さて、そこで気が付いたのですが、このボールってなんだ?
番号の周りに8角形の縁がついているし、手玉のドットも丸と四角が混ざっているし・・・。
この大会の要項を見る限り、使用ballは「CYCLOP TV Ball 」となっておりますが、
CYCLOPも新しいのが出たんでしょうね。
でも新品でもこれほどラックが立たないとなると、精度はどうなのでしょうかね。
ただのシートの問題ではなさそうですが・・・。
いつも思うのですが、開けた配置ならば高確率で取りきってしまうプロ。
そうなるとブレイクの良し悪しで、勝負がほぼ決まってしまいます。
ひところ、ごく弱く撞くコントロールブレイクで配置を作って、毎回同じように取り切ってしまう選手が出てきたために、その対策で3ポイントルールが出来ました。
このKo Pin Yiはこの3ポイントルール内でコントロールをしてしまいます。
この大会以前からその様なブレイクを目指していたのでしょうが、何しろ厚み重視。
少し左ひねりを入れて、手球は左長クッションに一度入れてセンターもしくはややヘッド寄りに戻します。
①番を向こう側のサイドポケットのフット側にいれて、ブレイクサイドの手前コーナー付近に持ってくるんですね。
①番を入れてしまわない様に調整しているみたいです。
時々①番が入ってしまって、取り出しがないか厳しくてしかめっ面しています。
Ko Pin Yiは大会を通してコントロールブレイクをしていて、David Alcaide戦ではシーソーゲームになりますが、結局はこのブレイクで自分のラックを確実に取っていくことで勝敗が決まってしまいました。
これだけ強く撞いて、これだけコントロールするというのは本当に凄い。
他の選手も対抗していかないと、ラックシートを使用する以上Ko Pin Yiみたいな選手がしばらく活躍しそうです。
運営側としては、また新たな対策を練ってくるのでしょうか。
何だか、ルールと選手のいたちごっこですね。
まあ、結局は手組みでしょうね。
手組みでセルフラックにすると、選手が納得いくまでやっているので、審判が手組でチャチャッと立てて「隙間があろうが何しようが抗議は一切受け付けない」と言うのはどうでしょうか。それで交互ブレイク。
(手組みだと、ひいきしたとか何とか言われそうだから、タイトラックでサッと組むと言うのが一番かな)
こうやって見ていると、同じ所へ同じ強さで撞く事が簡単そうに見えますが、
やってみるとその難しさが分ります。
それができる人達だからこそ、ラックの正確さに気を使いますよね。
私レベルだと、ラック立ってても立ってなくてもたいして変わらんもんねw。
追記)
観客の中に、鼻をほじっているところを動画で世界中にさらされている人がいます。
こういう事ってありがちですから、イベントに行くような時は気を付けないとね。