息子(10才)が野球をしています。
それが、なかなか打てなくて。
(まだチームに入って一年目です)
時々バッティングセンターに連れて行って練習するんです。
もしくは、度々校庭に行っては私が投げてあげる事も。
バッティングの練習は、チームの練習だけではなかなか足りません。
基本的には打つ数が少ないわけですので、打った分だけ上達します。
いや、もちろんバットの振り方も出来ていないといけませんけどね。
私は野球理論に関しては素人です。
でも子供の頃の放課後の過ごし方と言えば、夏場は野球、冬場はサッカーでした。
毎日毎日、そればかりやってきたので人並みには野球も出来ます。
甲子園を目指す様な子供達には教えられませんけれどね。
息子のバッティングをみていると、まずは”タイミング”です。
タイミングがずれていたら当るわけがありません。
タイミングとスイングのコース。
スイングのコースに関しては球をよく見るしかありません。
バットに当るまでボールから目を離すなとね。
もう一つのタイミング。
これを説明するのが難しくてですね。
ボールが自分の脇を通過するタイミングと、自分のバットが打点を通過するタイミングが合わなければバットに球は当りません。
難しいですけれど、ボールが打点を通過する瞬間。
シュッ。シュッ。
それと、自分が振ったバットが打点を通過するタイミング。
ブン。ブン。
その二つのタイミングが合わないと打てないよ、と教えます。
自分でバットを振りながら、この瞬間で打つんだと言う打点を想像しながら振りなさいと教えるんですけれどね。
(ブン!ブン!と打点を通過するタイミングを声に出して振れと言っていますけれど)
飛んできたボールと振ったバットがうまい事、狙った打点でぶつかれば良いわけです。
それでもボールの早さに応じてタイミングがずれますし、そもそも自分が振るバットの早さを分っていないとダメです。
ブン!っていうタイミングでバットが打点にあるためにはいつ振り始めれば良いか。
それを身につけるために素振りが必要です。
そうやって教えていると、自分が散々やってきたテニスも全く同じ。
ビリヤードのタイミングというのも基本的には同じだなと。
ただ、違うのは野球やテニスは動いている球を打つと言う事。
ビリヤードは制止している玉へのタイミング。
一見、ビリヤードのタイミングの方が玉が制止している分だけ簡単に思えますが、かえってわかりにくいのではないかと。
動いている玉に対するタイミングは強制的な物であるのに対して、制止している玉に対するタイミングは自分で作らなければいけません。
言わば能動的なタイミング。
それに自分が構えたレストの長さをどの位のキュースピードで出すのか。
(そうなると、ビリヤードでも素振りって大事なのではなかろうか)
全てが自分の内にあると言う難しさ。
静と動が合わさった、弓道に似たスポーツだと思います。
ある意味、精神修行ですねw。