二週間前の三連休に予定していた男旅。
台風がどんなコースを取るか分からず、危ないからと早々にキャンセルしてしまいました。
キャンセルというか今週末に延期ですね。
二泊が一泊になってしまいましたが。
それで、例の船外モーターをsupraに積んで本栖湖に釣りに行って参りました。
目指すは、50cm級のブラックバスでございます。
行ってみますと、噂どおりのきれいな水でこんな寒い時期だというのにスキューバなんかやっている人たちがいます。
釣り人は所々におりましたが、船ではなく丘からです。
到着した時間が遅めであったこともあり、その日は船は借りずに丘釣りで行く事にしました。
まずは車で湖を一周しまして場所を探します。
そうすると、ちょっとして岩場にサギ?の様な鳥がチョコンと止まっているのを見つけました。
そのほかの多くは湖岸に草が生えていてルアーを投げやすい場所は限られていますし、先客がいらっしゃいましたのでね。
路肩に車を止めて、道具を一式持って湖岸へ降りていきますが(もちろん入漁券購入していますよ)、やはりそういう所は誰もが使うらしく、踏み固められた道があるんです。
岩の所まで行くと先ほどのサギ?は湖面へと逃げて行っておりました。
さてそこで3時間ほどやりましたが、魚影を見ることもなく当たりもなく時間は過ぎていきました。
その間の出来事といえば、息子が次から次へとルアーをなくしたことです。
(ほとんどがルアーの付け方がいけないのと、つけるルアーの重さに対して糸が細すぎた事。その後は私がしっかり着けるようにしました。)
こりゃタマランと、一度甲府市内の釣具屋さんまで行って糸と替えのルアーを購入してきました。
そんな時間の浪費がありましたが、結局は4-5時間やって当たりなし。
うーん。釣りに関してはビギナー級の二人ではありますが、釣りってこんなもんなんですよね?
素人がちょっと行って、ルアーを投げたらハイいっちょ上がり~って釣れるわけないですもん。
そんな事は想定内ではありましたが、息子はルアーを投げて巻いてをやっているだけで満足そうでしたw。
ただ気になるのが、まわりを見ていても釣れている人がだーれもいない事なんですよね。
そんなこんなで1日目が終わり宿へ。
そこへ行ってみると精進湖にはたーくさんのボートが出ておりました。
かなりの密度です。
あまりにも多いので素人の私たちが邪魔をしてしまうのではないかと気が引けてしまいます。
釣り仲間のルールというのもあるのでしょうが、地元の常連さんの縄張りというのもありそうですよね。
せっかくの男旅ですので、息子に小さくてもいいから何か釣らせてやりたい。
それでnetで調べて精進湖の隣の西湖でも貸しボートもやっているしそこそこ釣れるとわかりました。
うん、明日は西湖に行こうか。
ホテルに入って温泉に浸かり、夕食をとったら二人とももうヘロヘロです。
それでもなんとか息子の宿題をやらせて眠りにつきます。
さてちょっと気になったのは、部屋のトイレ。
汚いとかそういうのではありません。
トイレのドアの内側に、青い手形が付いているんです。
ちょうど娘位(6才)の大きさの手形。
手掌の部分はない指先だけの手形ですがしっかり5本。
濡れたタオルで拭いても取れません。
何だかちょっと気持ち悪いんですが、まあ何事もなく眠れました。
さて、翌朝早くに目が覚めて、私はホテルの外へ一服しに出ました。
昨日は全然気がつかなかった光景が目の前に広がっています。
精進湖の向こうに雪をかぶった富士山がどーん🗻。
先日は天気が悪く、ホテルに着く頃は雨でしたので全然気がつきませんでした(と言うより見えません)。
今朝は快晴で、朝日に照らされた富士山が見事です。
こうやってみると富士山、あんまりでかくないな。日本一だけど。
息子を叩き起こしてその光景を見せた後、二人で温泉に入ってから朝食です。
バイキング形式でしたが、色んな種類のおかずが並び、非常に満足した朝食でした。
宿のご主人にsupraを褒めてもらったしw。
しばし、昔の車談義。
(えー。左下は私の指。じゃま。)
お腹いっぱいになったら宿を出て、西湖に向かいます。
その時に気が付いたこと。
「青木ヶ原樹海」
ああ、そうでした。
この近辺はそういう所ですねえ。
西湖周辺は本栖湖や精進湖に比べてだいぶひらけている様で、お店なども多いです。
あらかじめ調べておいた貸しボート屋さんに行くと、気の良い老夫婦がやっておりまして、ついでに色々ポイントなど教えてもらいました。
機材をボートに乗せていざ出発です。
湖の周囲に添いながら教えてもらったポイントあたりまで行こうと思ったのですが、ある失敗に気がつきました。貸しボート屋さんからポイントまではほぼ湖を下端から上端まで縦断しなければいけません。
見てみると遥か遠くです。
ボートを借りるならもっとポイント近くで借りるべきだった。
船外モーターを使うのは2回目ですが、どの位の距離バッテリーが持つのかまだ不安があります。
(基本的には、広い湖などでボートを借りるのであれば、湖の中心部近くで借りられれば便利ですよね。もちろん、ポイントが近ければそれに越したことはありません。乗ってから気が付くアホ加減。)
そんなわけで帰ってこれないと困るので、そのポイントを目指すのは断念し、湖を横断して対岸の岩場周辺を攻めることに。
それでもかなり距離があってドキドキしながらです。
岩場周辺は魚影は見えませんが、チラホラ釣人もいるし、確かに何かいそうな雰囲気。
岩場に沿って湖岸に沿いながら移動しました。
息子の使っている糸が巻きグセがなかなか取れなくて、リールに巻き取る際に絡んでしまって苦労しています。
昨日変えたばかりのラインです。その度に私が直してあげたのですが、これって何とかならん物か・・・。
後で調べてみると、巻き癖がついたら新しいラインに変えるとか(この場合は変えたばかりだから違う)ラインを少し引っ張って伸ばすとかやるんですね。
釣りもいろいろ勉強しなきゃいけません。
そうそうしていると、息子が何やら指さして目を見開いています。
その先には何やらでかい魚影が・・・。
二人でその先にルアーを投げました。
息子のルアー:糸が絡んでそこまで飛ばず。
私のルアー:飛びすぎて、向こう側の岩壁に当って落ちる。
何だかんだやっているうちに、魚影はどこかへ行ってしまいましたw。
ああ・・・。
その後、同じ個体かは不明ですが何度か大きな魚影を見かけましたが、いずれも食いついてくれません。
結局、釣りに関してはこれが最大の山場となってしまいました。
4-5時間粘って、まあ息子も頑張ったと言うことで満足し、帰途につくことに。
帰りのボートの運転を息子がしたがり、湖の縁以外ならいいよとまかせました。
心配していたバッテリーの持ちですが、船外モーターについている残量メモリ
(レビューでは全く当てにならないとの事)を見る限りは、全過程後の残量は60%ほど。
これなら最初に教えてもらったポイントにも行けたかもしれないなあ。
すまん、息子よ。
釣果は全くありませんでしたが、まあ最初はこんなものでしょうかね。
こうやっていろいろと失敗を繰り返しながらうまくなっていくのでしょうか。
ビリヤードでもそうですけれど、早いうちに一度上級者に同行してもらって教えてもらえば、いろいろ近道でしょうね。
朝食後は、船に持ち込んだジュースだけでしたので帰りにラーメンでも食べていこうと言っておりましたが、息子は車内で寝てしまいました。
起こすのも気の毒なので、そのまま高速へ。
さて、実はその後、大きなトラブルに 巻き込まれてしまう事になるのです。
そのお話は明日。
追記)
1.我が家では、毎日夜ではなく、朝に入浴します。
今朝も息子と一緒に風呂に入りながら話しました。
「何も釣れなかったけど、旅行は楽しかったかい?」
「うん、楽しかった。でも寝るのだけは、家のベッドがいいなあ。」ですとw。
2.私達が釣りを終えて、ボートを湖岸に着けて荷物を降ろしているときに、隣でこれから出発しようと準備しているカップルがおりました。
男性が私に「どうでしたか~?」と訪ねてきます。
「いや、。全然ダメでした。結構粘ったんですけれどねえ。」
「そうですかー。では私達も頑張ってきますー。」と言いながらオールで出て行かれましたよ。
釣り人(皆というわけではないですが)は同じ趣味を共有していると言う、意識があるんでしょうか、結構気さくに話しかけてきます。
この感覚というのは山登りの人達と共通していますよね。山ですれ違う人達は結構挨拶したりね。自然と触れ合う趣味はそういう所があるのでしょうかね。