玉を撞きたい。
それは、私個人(家族とか職場とか全く関係なく、言葉どおりの)の欲求です。
それには何の意味もありません。
ただ一人の男の欲求であって、「ああ、今日はラーメンの気分」ってのと何ら変わらない。
現実に生きるためには、物事の優先度と言うものがあります。
私の中で優先順位と言えば、少なくとも
①家族 特に子供達の事
②仕事
仕事は、建前としては社会貢献と言うのもありますけれど、現実的には家族の生活を支えながら子供達の教育と言うのが本音です。
そのために、働いてお金を稼がなくてはならない。
極端な話、宝くじで何億円も当たったら私はもう仕事をやめてもいい。
子供達の将来の事を考えながら、ちゃんと生活出来るのであればね。
「家族」の中には、当然夫婦のそれぞれの両親も含まれますが、その老後の面倒やら何やら全て含まれてきます。
そんな事柄をつつがなくやっていけるのであれば、もう仕事は十分。
でも、
宝くじ当たらないので働いてますけどねw。
先日母が入院しました。
父より6才若いですが、何年も前から認知症のため、私達の家ではどうしても世話をしてあげられません。
何がネックかと言えば、オシモの世話です。
もう箸も使えず手掴みで食事をするのはまだ我慢できますが、ほぼ寝たきりで自分でトイレに行けず、オムツ状態。
その上、もともとひどい便秘症で下剤を大量に飲んでいます。
すると突発的に大量の下痢をして、オムツからはみ出てそこらじゅう・・・大変なことに。
それを経験してからは、自分の母親ではあるけれどこれは自宅では無理だと思いました。
元々は現在92才の父が老々介護をしていましたが、父が酔っ払って2階の窓から落ちた一件以降はそれも無理だと。
結局、行く先は介護施設です。
切ないですが、共働きの私達には二人の子供達と一緒に高齢の両親の面倒をみるという選択は無理でした。
母は腹痛と嘔吐で入院しましたが、当初腸閉塞ではないかと心配しましたが幸い違いました。ただ、恐らく数日何も食べられていなかったのでしょう、脱水と腎不全でした。
点滴でだいぶ改善しましたが、まだ食欲が戻りません。
元々、アルツハイマーっぽかった事もあり、これをきっかけに完全に寝たきりになってしまうのではないかと危惧しています。
状況的には、すぐさま命に影響がある状態ではありませんが、何とも先が見えません。
簡単に言えば、年齢的・身体機能的に限界が近づいている状態。
すなわち老衰です。
脳や身体の機能がそれぞれ衰えてしまい、外部からの援助(介助だとか点滴など)を得なければどうしようもない状態になりつつあります。
自分で食事が取れない(嚥下がうまく出来ない)時の手段として、胃瘻や鼻腔栄養などがありますが、その様な不自然な方法を取って生きていく事にどれだけの価値を見いだせるかが問題です。
いずれ来るべき時が来るのは覚悟しておりますが、なかなかねえ。
どう考えても、物事には順序や優先度と言うものがあって、今はなかなか撞けません。
(それでも何とか隙を見て撞こうと思ってはいる)
ビリヤードの記録として始めたこのブログですが、何やら私の日記になってきております。