世の中のブレイクの移り変わりと言うのがあります。
元々はトライアングルラックで手組みをしておりましたよね。そのうちサルドタイトラックなるものが出てきて、お手軽に割と綺麗にラックが組める様に。でも、あれは高かった。
そのうちにラックシールとかラックシートで正確にラックが組める様になり、wing ballがほぼ確実に即死する様になりました。
そうなると デュエルなんかがソフトブレイクで毎回同じ様な配置を作ってしまう様になる。
そこで3ポイントルールやら、9 on footやら、ブレイクボックスやらルールを変更してコントロールブレイクをしにくくしているわけです。また手組みに戻してみたり。
でも、結局はイタチごっこでKo Pin Yiなどは3ポイントルールをクリヤーしながらコントロールしてきていますよね。
結局はラックシートを使う以上、ある程度「作りに行ける」と言う事なんでしょう。
正確にラックが組めることで不確定要素を極力減らしてしてしまっているから。
今後また手組みに戻したとしても、「正確に組めばコントロールできる」と分かっている以上、セルフラックで延々と時間をかけてラックを組んでみたり、相手ラックやレフェリーラックならケチをつけてばかりとなるでしょう。
そうなったら、セルフラックで組むのにも時間制限がついたりするんじゃないでしょうか。
私にはそんなレベル のお話は関係ありませんので、まずはどうにかしてマスワリ増産したいわけでございます。
そのために、パワーブレイクをあきらめるかどうかはその人の趣向によるんでしょうね。
先日の投稿で、Wu Kun Linがブレイクをプレイキューで撞いている話を書きました。
ブレイクを考えた時に、何しろいくつか入って取り出しがなければ良いブレイクとは言えませんわね。
取り出しを①番で作るか②番で作るか、偶然に任せるかですが、やはり①番がやりやすいでしょうか。
そうするのであればちゃんと意識しないとダメだと思うんです。
中途半端な強さで撞くと①番は短クッションにへばりつきます。
そのため今の私の状況だと、しっかり強く撞くか、しっかり弱く撞くかどちらかです。
それは9ballの話で、10ballは流石にぶっ放さなけりゃダメでしょ?とお思いでしょう?
でも、最近は違うみたいです。
10ballでもコントロールブレイクをしているプロが増えてきました。
それに関しては、私も薄々感じておりましてね。
いつもボウラードの時に(ボウラードのブレイクとしては)強めに撞いていると、それほど強くなくても結構4つ5つボロボロ入る事があるんです。
9ballでもそんな感じ。
私は9ballのブレイク練習をする時には、ラックの並びを毎回同じにしています。
そうしておけば、どのように撞いたらどうなるか、後で検証が出来ますからね。
↓こんな順番です。
⑧番はwingに置いて即死してもらいます。
(レールなんかに張り付くと、黒の⑧番は見にくいので嫌い)
⑥⑦は⑨番の近くにいてくれた方が、マスワリにつながりやすいのでココ。
このラックを特定の強さ(厚み重視)で撞くと、
・①番は右のサイド付近に向い、そのまま入ってしまうか、クッションして左上コーナーに向います。
・⑧番は左下へ即死しますが、同じコーナーへ②番が入る事があります。
(恐らく⑥番とうまく干渉するのだと思います)
・強く撞くと、この②番は上図の左下コーナー付近でたむろしてしまいますが、弱く撞くと左下コーナーに入るか、短クッションではねて左上コーナー近くまで出てくるんですね。
・二列目の④番が一度長クッションに入って、サイドに向います。
・3pointルールには時々引っかかりますが、そう多くはないです。
今の所、取り出しは①番か②番で作れるように目指していますが、①番がサイドや左上コーナーに入ってしまう事があり、その時に②番が左下コーナー付近(だいたい短近くにいる事が多い)にいるとキッツイんですよねw。
安定して取り出しが確保できるようになると、ぶっ放して運任せにするだけバカらしくなってきます。
どちらが作りやすいかと言えば、当然ながら弱く撞く方です。
そうなると、ブレイクキューで撞く意味がなくなってきますし、プレイキューで撞いた方が捻りもしっかり乗るし手球のコントロールもしやすいと思うのです。
ここに来てまさかのブレイクキュー不要説w。
下手すると、うっかりいつも通りの強さでブレイクした後、上の短に張り付いた①番を見て「何でもっと弱く撞かねえんだよ!」ってブツブツ言う始末。
追記)
ハードブレイクをあきらめたわけではありません。
でも作るブレイクもできないといけないなあと思うのですよ。
なので、両方やっていきます。