先の投稿ですでに書かせて頂きましたが、この日も越後屋さんにお世話になりました。台風一過ではありますが、午前中の石垣島はまだ風が強く旅行者が遊ぶ所はどこも動き始めておりません。
私は先日お相手していただき「また明日遊びに来まーす」と言って約束したお人もいますし午後から行くつもりでしたので、午前中は家族サービスをして過ごしました。
そのかわり昼から妻に子供達を任せて私が居なくなる代わりに、次の日の午前中はエステでもなんでも行っていいよと言う約束です。
さて昼に越後屋さんのドアを開けますと、何と私が一番乗りw。まあ、お昼開店ですのでね。
オーナーのそてつさんも「あれ、本当に来た。おまけにこんなに早く。」と言った表情です。
早速昨日の台をお借りしようとしましたら「こっちで撞いてみたら」と華台を勧められました。ポケットは絞られて1.7-1.8位でしょうか。この台は正真正銘のゴールドクラウンで、他の台は台湾かどこかのコピー台だとの事(性能的には全然問題ありません)。
そてつさんがプレイキュー(ACSS)と(おそらく)PBを貸してくださいました(私がいつもmusashi を使っていると先日お話していたので)。
数球センターショットなどをしたりバラ玉を撞いて台を確認しておりましたら、常連の方が長靴を履いて来店し、早速そてつさんが「やってみたら?」と相撞きを設定してくれました。
その方はA classで、3-5のハンデ戦。
私はそれこそその人の玉を興味津々で観察し、何しろ自分の玉がどうのと言うより、回ってきた玉を夢中で入れておりました。
そんなこんなで撞いているのを見ているうちに、ボードのマグネットがおかしなことになっておりまして、(お互いにポイントしたらマグネットを追加していたはずなんですが)先ほどまでと配置が変わって数がおかしな事になっています。
ほとんど相撞きした事のない私は????。
もしかしたら3-5であらかじめ数をセットしておいて、ポイントしたら減らしていくのか?と思って「あれ?これってどうなっているんでしたっけ?」伺ったところ、
「さっきのはあなたの勝ちですよ。今は次のゲームに入ってます。」ですと。
ぶっ。
私、あまりに夢中になっていたために自分が勝ったことも知らずにいたんですw。
アホかと思われたに違いない。
その後、2ゲーム程撞いて頂きましたが、本気を出されれば結果はねw。
ゲームの途中で私が質問をし始めてしまいまして、バンクの角度はどのくらいが限度なのかとか、限界の角度の際の撞き方(もらい捻りを利用した撞き方)とか、フリーボールの際の振りの残し方とかのアドバイスを頂きました。そこに横で見ていたそてつさんからもアドバイスを頂きました。2対1で指導をして頂いている状況で、何とも有難い事です。1人撞きだったり、日頃の私の環境ではそんな事あり得ない事ですのでね。知りたいときに聞ける、またその答えがその場で帰ってくる事の何と凄い事よ。
お二人も、私がほぼ独学でそこそこ撞けるようになっている事に興味をお持ちの様で、「結構色々知っているんだよね」とお二人で話していたり、「動画なんかをよく見ているの?」「世界中のプレイヤーの動画を毎日見ています」なんていう会話がありましてね。
やはり一流選手の動画を見る事は良い事なんだなと。
おまけに少なくとも今私がやろうとしている方向性は、未熟ではあるけれども間違ってはいなさそうだぞと言う感じでした。
それが今回の旅行中に得た最大の収穫です。
「これだから独学だと独りよがりになるんだ」とか言われそうで不安でしたが、励みになりました。
さて、その次に相手をしてくださった方は、後でお話を伺うと「BとAを行ったり来たりしている」と言う方です。そんな事が可能なのかは知りません。(本人の気持ちのお話かもしれません)
私と全くタイプが違うプレイヤーです。バッチンバッチン撞いて、入れの力で押し切っていくタイプ。私の気持ちの中では「このタイプならいずれチャンスが回ってくるはず」と思っていまして、実際に多くのチャンスはあったのですが、それを活かせませんでした。3ゲーム程やって全敗でした。なんかね、後半は余計調子が出てきた様で、そろそろ外すだろうと思って見ていても撞き切っちゃうんですよね。拍手するしかありません。
その後、アドバイスを頂いた内容の要約は「捻るのは最低限で良い。正中線上の撞点で多くのことが出来る。捻って飛ばす位なら、捻らずに入れて出た所で勝負をした方が良い。」
ふーむ。それは分かる。しかし捻った方が楽に出せる事はたくさんあるし、捻らないと出来ないことも沢山ある。
「今捻らないでいつ捻りの練習をするんじゃ」と言う持論もある。
それは結局目指すタイプの違いであって、いずれ捻りも必要になるのであればしっかり並行して練習していかねばと思う。
私は普段は最低限の捻りで撞いて、必要な時には必要なだけ捻られる様になりたい。
そのお方も、「自分の様になれ」と言っているわけではないわけだしね。
明らかに負けている以上、その場では受け入れました。
そうこうしているうちに4時。先日「また明日」と約束したお方が来店。この方はC?Bの下?くらいの青年です。2時間ほど8ballを撞きました。ポイントは付けていましたが、延々と。
ただ、うん?と思ったのは、8ballがコールショット(どの玉をどこのポケットに入れるかを宣言する。どう見ても分かりきっている場合はジェントルマンコールと言っていちいち指定せずに撞き、相手も空気を読む力が必要。何をするか、もしくはやろうとしている事がフロックと思われる可能性があるのであれば、しっかり何をするつもりか宣言するのが無難)では無いと言っていた事。まあ、ローカルルールとか色々有るんでしょうな。
そんなこんなであっという間の6時間。
流石に途中で集中力が途切れた所もあってずっとベストの状態という訳には行きませんでしたが、まあ自分なりに頑張って来ました。
6:30に妻にお迎えを頼んでありましたので、その時間に引き揚げましたが、ふと華台を見ると一昨日お話ししたプロが撞いていらっしゃる。
ありゃー。本当は是非プロとお手合わせ願いたくて今日は来たのですが、こればかりは仕方がありません。
来年また来られたらお願いしますとご挨拶をしてお店を後にしました。
そんな訳で、台風で足止めを食らった3日に渡って、私が経験したほぼ初めての相撞きのお話でした。
越後屋の皆様、暖かく受け入れてくださって有難うございました。
また来年w。少しでも上達した姿をお見せできればと思います。
追記1)
写真を撮るのをほぼ忘れていたのが悔しい。
追記2)
そてつさんにプレイキューとブレイクキューをお借りしました。
プレイキューは綺麗な落ち着いた色合いのキュー。ブレイクキューは茶色のストレートキューでした。
ただね、お借りしたキューでもマジマジと見るのも変じゃないですか。
二人目の方と対戦中、グインと引こうと思ったらカシュ!
クッソー。「すみません」「いえいえ」なんて会話の後しばらくしてまたカシュッ❗️
しばらくの沈黙が痛い。
トホホって肩を落としながら、椅子に戻るとプレイキューが立てかけてある。
げっ!持っているキューを見るとPB。先角茶色いし。
そりゃミスキューするわ、ってかどんだけ鈍感なんだよって話ですがね。
その話を、最後の対戦相手と笑いながら話していましたが、その対戦中にも「あ、それブレイクキューですよ」って指摘された事が。良い人だw。
だってブレイクキューって派手なものって言う意識が植え付けられてるんだもの。