ビリヤードで筋肉痛

ビリヤードにはまった中年男の奮闘記 時々車の事も。

最近のbreak事情

私の練習というのはほぼ一人撞きですので、その中での一番分かりやすい結果というのはマスワリです。

そのマスワリをするにあたってbreakって本当に大事です。

何も入らないってのはそれほど無いとして、break後の配置が問題。

手玉と取り出しの玉の間に他の玉が入ってしまったり、手玉や①番が上の短に張り付いてしまったり、取り出しはあるものの配置がかなり厳しいと言うのではなかなかマスワリにつながりません。

ラックの途中や後半でミスするならまだしも、取り出しでつまずくと言う事態は避けたい。

 

以前からこれを何とかせねばいかんと思いながらbreak練習をするのですが、それこそある程度めどが立って練習を終えても次に撞けるのは早くて三~四日後、場合によっては一~二週間後という事になると、その感覚を忘れてしまう。

次回にはまた最初からやり直さなければいけないと言う始末です。

こういう微妙な感覚って言うのは本当に頻繁に練習しないと身につきませんよね。

それでも撞けないものは撞けないでどうしようもないので、文句を言いながらでも何とかして行かねばなりません。

 

ここ数ヶ月の練習で自分なりに感じている事

 

①スピードよりタイミングと厚み重視。スナップを効かせることでタイミングを合わせやすい。

②少しスナップ を効かせようとすると、振りがシンプルになる。

③手玉を”はじく”様なストロークより”押し出す”様なストロークの方が割れやすくパワーが出るようだ。

④上体の引き起こしは控えめにして、頭をあらかじめ少し上げておく。結果、ほぼ手振りに近い。その方が撞点が安定する。

⑤キューは右目の下に置くことで厚みが安定した。

⑥キューを”振る”とか”押し出す”意識より、テイクバックしたグリップを

”腰に引き寄せる” そして ”グリップを胸に引き上げる” と言う意識の方が自然に振れる。

 

 

こんな感じです。

今現在、特に注力しているのが①です。私の技術では、キュースピードを上げようとして上体を起こす事が厚みがずれる原因になってしまうんですね。

①を最重視した上で出来るだけキュースピードを上げようと色々やっているのが②以下です。

 

以前は取り出しの①番が上の短に張り付いてしまう事が多く、なにしろ①番をもっと走らせるためにキュースピードを上げようとしておりました。

ラックに当たる厚みが同じであれば、手玉のspeedが早いほど①番も走ります。

しかし、キュースピードを上げると厚みがずれてしまい、エネルギーロスした結果①番は相変わらず走らない。

もっとキュースピードを上げようとしても厚みがずれるだけ。

(①番を走らせるために捻りも加えていますけれど、そちらのお話はまた別で。)

 厚みは絶対条件。厚みを外さない範囲で最大限キュースピードを上げる様に方向転換したのです。言わば、結果を追い求めやすい方向に逃げてしまったわけですね。

まあそれでも時々結果を無視してぶっ放す事は有りますが、それこそ運任せでしかありません。

そういう訳で、今現在は「ぶっ放して楽しむためだけのbreak」と「実践的なbreak」の二通りを完全に別物としてやっています。

 

実は私にとって上の②と③は相反する事なんです。

皆さま方はどうか分りませんが、私がスナップを効かそうとすると、スナップが終了した所でストロークが終わってしまう様な感覚なんです。

そのためスナップを効かせると、タイミングは取りやすいんですが、ストローク自体が短めになって「手玉を弾く」様なbreakになってしまうんですね。

もちろんインパクト後もキューはある程度進んでいるんですけれど。

シンプルなんですけれど、結果はと言うといまいち良くない。いまいちどころか全然良くない。

 

しかし上記の③の様にもう少しキューを前方まで押し出す、”運ぶ”意識で撞く(あくまでも当社比です)と結果が良いんです。

スピード自体はそれ程早くないと思うのですが(break speedで測っていないので分りません:i phoneは動画撮影に使ってしまっているので。実はこちらの方がspeedが出ているのではないかとも思う)、しっかり手玉にパワーが伝わり、ラックが良く割れて①番も良く走る。

 

break動画を見ますと、フォロースルーでキューがぐにゃっと曲がるほどに前にキューが出ますでしょ?私の今までのbreakでは、キューがあまり前に出ないため、それほどキューがしなるという事は有りませんでした。

しかし、上腕と前腕をしっかり動かすためにはある程度の距離が必要なんですよね。

それをするのに、意識を上腕・前腕そのものに向けるのではなく、グリップの通る軌道に意識を向けてみたところ、キューが安定して前に出る様になりました。

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今までは、何しろキューを素直に前に出そうと言う直線の赤イメージ。

(キュー先の話ではなくグリップの動きです)

現在、意識しているのは緑のえぐるイメージ。

前半の直線部分で上腕とスナップが動き、その後に前腕(肘をたたんで)が追って行く感じ。それで、キューが大分前に出る様になりました。

あくまでイメージですので実際にどう動いているかは検証していません。

 

そんな訳で、スナップをするとキューの出が短くなる傾向が、⑥を意識したせいでスナップが終了した後も惰性?でキューが前に出る様です。

 

今後の課題としては、このストロークのどこでインパクトしたら一番効率が良いか、一番キュースピードが出ているのはどこか、ですよね。

 

何だかね、インパクトに合わせてスナップを取り入れたはずなんですが、今の所ストローク開始のリズムをつかむためのスナップになりつつある。どのみち、インパクト直前にスナップを開始したのでは絶対間に合いませんので、それで良いのかもしれません。

 

皆さんが上級者やプロに尋ねて数日で得られるような知識やコツなどを、まさに自分で体験しながら模索して行かなければいけない環境が悲しい。

まあ、これはこれで楽しいんですが長い道のりです。

 

追記1)

上記に加えて、時々自然な体の動きとして「腰(右腰)を入れる」ようになりました。

周りから見ても分らないかもしれない程度の体重移動と言うか、荷重程度ですけれど。

あくまでこれはテニスをさんざんやって来た経験上出てきた動きです。

ラケットの横振りとキューの縦振りでは違いますが、右腕を効率よく振ると言う意味では理に叶っているんじゃないかと思います。

 追記2)

何だかんだ言っても、結局は取り切るために妥協してコントロールブレイクをしている言うのが本質ですわね。