昨年?一昨年かもしれませんが(2017でした)、スポットシールの事を書いたことがあります。
ここ数回の玉撞きでbreakがおかしいんですね。
撞いた後の配置がどうのこうのと言う問題ではなく、wingが入らない確率が異常に高いんです。撞く強さや角度や①番に対する厚みをあれこれ変えてもほぼ変わりません。
以前書いた時には「ラシャごとシールがズレることがあるので、時々確認するべし」とのコメントを頂きましたが、確認してもずれている様子はありません。
動画などを見ていると、プロの方々が「皆んなが同じようにスポットシール上にラックを組んでいるうちに、その部分だけ凹んでくる。そのうちに、同じ場所にラックを組んでも入らなくなってくることがあるので、その時はラックの位置を少し上下にずらすと良い。」と話しているのを聞いたことがあります。
ただ、それはビリヤード場で毎日何時間も入れ替わり立ち替わりプレイヤーが交代しながら撞き続けた台の話だと思っておりました。
私の台で撞いている時間というのは、ビリヤード場の台と比べればかなり少ないはずですから。
自分のbreak動画を見てみると、wingのボールが入らない時はだいたいコーナーポケットの上の長クッション側にずれているんですね。
それでラックを少し下側にずらして組んでみましたが、良かったのは数回だけであまり変わる気がしません。
そもそも、このような外れ方をする時にラックを下げれば良いのかも良くわかりません。
私の台のスポットシールは時々張り替えていますが、いつも(と言っても2回ですけど)シールの真ん中に何かの傷がついています。それはラックを何回も組むためにすり減って凹むとかの傷ではなく、爪か何かで掻いた様な縦の小さな溝なんです。そんな事はした覚えはないですし、通常のプレイでどうしたらそんな傷がつくかは未だ不明です。
ともかくその傷は浅く小さな物で、スポットシールの中心の黒丸を斜めに走る様についていますが、とてもそれがbreak不調の原因とは思えなかったためそのままにしておりました。
年が明け1/2に撞初めをしましたが、何しろいつになくbreakがひどい。
それで思い立ってシールを張り替えてみましたところ、それが一気に解消してしまいました。
現在使っているシールはラックシートと同じメーカー製で、通常のシールより薄いと謳っている物ですが、それについた小さな傷とおそらくはシールとその下のラシャの凹みでラックの割れかたが影響を受けていたと言う事らしいです。
そこそこ重い玉ではありますが、そんな事で結構コースが変わるもんなんだとびっくりした出来事でした。
追記)
上記の様なことを知識や経験として理解している事が何かの役に立つのかと言うと微妙です。
ラックの位置をずらして組む事で解消するのであれば、セルフラックでは確かに有利です。
しかし、今回はラックをずらしても(と言ってもやったのは下方向だけで、上や左右にはずらしていません)結果はほぼ変わりませんでした。
今回は、スポットシールを張り替えて改善した訳ですので、当然ながらその恩恵は相手にも及ぶ訳です。
ビリヤード場で起こる同様の状況で自分にできる事はラックの位置を調整することと、撞き方やサイドを変える事。スポットシールを貼り替えることは出来ません。
①ラックの位置を変える場合、どの方向へどの位ずらせば良い?
②breakの角度、強さ、捻り具合を変える。今回の状況ではこれはあまり効果がありませんでした。もしくは私の未熟さのため、毎回違うbreakになってしまって効果を確認できる状況にない。
そもそも、
・同じ位置のラックを強く撞いたときと弱く撞いたときのwing ballの出る角度がどう変わるか。あるいは変わらないのか。
・同じ強さで撞くとして、ラックの位置をずらした場合(前後左右)のwing ballの出方の変化。
そういう知識が無いんですよね。
一度ちゃんと確認しなければいけません。