キューを現在の物に変えてから、いろいろとトビを確認し、見越しを調整しているわけでございます。
ノーマルかハイテクかの違いもありますし、同じノーマルでもメーカ間・個体間でも微妙に違いがあると思います。
個人個人で、自分のシャフトのトビ具合を見極めていかないと、なかなかシビアな玉の選択ができません。
そこで、以前から考えてはいたものの突き詰めていなかった事柄に関して書こうかと思います。
”レストの長さ”に関してです。
レストと言うのは「手玉とブリッジの距離」と考えてください。
手玉と、ブリッジのどの部分までの距離なのかは私は知りません。
話を進める便宜上、ここでは「手玉とブリッジのキューを支える支点の部分までの距離」とさせて下さい。
私が気にしている事というのは、「レストの長さが一定でなければ、ひねり具合が同じでもトビ方が違うだろう」という事です。
↓これが通常のレストの距離として(矢印が支点のつもり)
↓例えば、たまたまレストが短くなった状態でひねるとこんな感じになります。
(極端に書いていますけれど)
こうやって図に書くと分かりやすいと思うのですが、
同じ程度のひねりの撞点を撞くにしても、レストが短ければエイミングライン
(ひねらずにポケットするための狙いのライン)に対するキューの角度は大きくなります。
反対にレストが長くなれば、その角度は小さくなります。
手球のトビの量と言うのは、エイミングラインに対するキューの角度に依存するはずですので(支点から先のシャフトのしなりやすさとか、硬さとかの要素も影響しそうですけれど、今はそれは置いておいて)、レストが近いほどトビが大きくなるという事ですかね。
結論としては、(基本でしょうが)常に同じレストで撞く事を心掛けないと、
ひねった途端に外すという事です。
私、同じようなレストで撞いているはずですけれど、普段はあまりレストの事を意識していませんでした。
こうやって考えると思わぬところに落とし穴があるんですね。
では、どうしたら良いかという事なんですが、
簡単で確実なのはシャフトに印をつける事でしょうかね。
格好いいか悪いかは別にして、つけた印がブリッジの同じ所に来るように構えればレストは一定になります。
まずはそうやってトビの程度や見越し量を覚える事が大事だと思います。
レストがバラバラだとトビや見越しもバラバラですもんね。
邪魔な他の玉があったり、手玉が遠くてどうしてもレストが長くなるような時は、
極力捻らないのが安全だな・・・。
そんな事を考えていた昨夜でした。
追記)
1、目的は違ったと思うのですが、そう言えばシャフトにシマシマに横線を書いていたプロがいらっしゃいましたよ。
2、ハイテクシャフトで見越しが平行移動の人には関係のないお話でした。