ビリヤードで筋肉痛

ビリヤードにはまった中年男の奮闘記 時々車の事も。

品格

 

全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)大坂なおみvsセレーナ・ウィリアムス。

 

大阪選手やりました!

よく頑張った。

 

ただ、試合はセレーナ選手の言動と観客のブーイングで後味の悪い終わり方になってしまいました。

news.yahoo.co.jp

どうしてこんな後味の悪い試合になってしまったのか。

 

セレーナは、第2セットに自身の陣営からコーチングを受けたとして主審から警告され、激怒した。(後に彼女のコーチはサインを出したことを認め、どのコーチもやっている事だと言っている)

その後ラケットを破壊して2度目の規則違反となり、1ポイントを奪われたセレーナは感情が爆発。セレーナは涙ながらにラモス氏を「盗人」と批判し、謝罪を求めると、ラモス主審はゲーム・ペナルティーをセレーナに与えた。

 

 

別の記事では、

性差別と戦う女性のアイコンとして地位を築いているセレーナは、テニス界は男子選手と女子選手の扱いが違うと話す。

「男子選手が審判に注文を付けるシーンをこれまでに見てきた。私は女性の権利と平等のために戦うためにここにいる」

 

ええと。

そういうことはコートの外でやりましょう。

これって・・・大坂選手全く関係ないじゃないですか。

おまけに、今回「女性でも男性と同じように審判に食ってかかる権利を!」って主張しているんですか?この人。

審判のいるスポーツで男だろうが女だろうが、審判に歯向かったら普通はペナルティーです。それを言うなら男でも審判にたてついたらペナルティーを与えろと主張するべきでしょうに。

 

大坂選手は試合前に、「子供の頃からセレーナは既にスターで、彼女と全米openの決勝で戦うことが目標だった」と言っていました。

大坂選手としては、この試合後どんな感想だったのでしょうか。

私だったら、「幻滅」「がっかり」でしょうね。

 

大坂選手が憧れたセレーナは、かつてトップに立っていた時の順風満帆のご機嫌なセレーナ。精神的にも充実していたのでしょう。

 

出産後に返り咲こうとするも、若い選手に押されて思うようにいかずストレスの塊になっている今のセレーナはもうかつての人とは違いました。

 

記事のコメントでも書かれておりましたが、セレーナは大坂選手にかなわないと分って、他の理由(審判に不当な扱いをされた)で試合に負けた哀れな選手役を演じた様に思えます。

私には「審判ごときが私に警告なんて生意気な。私は女王セレーナよ!私の言う事を聞きなさい!」って感じにしか見えませんが。

 

いずれにせよ、日のいずる国の若い女王(rising sun)は20才にして、力をなくしたかつての女王を思いやる心を持っている。

 

 いろんな意味で「世代交代」の瞬間でした。

 

追記

一郎に安打数で抜かれたベーブルースが、「日本での安打数など認めない」とか言い放ったのと、感情的には似てますよね。

かつてのトッププレイヤーが、衰えた自分を認められない、台頭してきた若い選手を素直に祝福できないという気持ち。

分らんでもないが、やり方次第では自分の過去の栄光までもぶち壊しかねませんぞ。


私はテニスをしていたので、イライラしてラケットを投げたり叩きつけたりしたくなる気持ちはわかります。

一生懸命でもうまくいかないときはね。

でも相手も一生懸命なんですよ。

スポーツマンシップとしては最悪で、プロ選手がこう言う見本を見せてしまってはいけません。

道具を大事にする(いくらスポンサーからただで貰えるものであっても)と言う意味合いでもよくない。

そんな事の前に見苦しい。

即刻負けとしてもいいくらいです。