私たち一家は毎年夏休みに海に行きます。
沖縄とか石垣島などなど。
私達が住んでいる所は山が多いので、どうしても海に憧れるんですね。
ただ、旅行は毎年この季節に発生する台風にかなり影響を受けるわけです。
台風のせいで早めに旅行を切り上げざるを得なかったり、逆に足止めされてしまい延長しなくてはいけなかったりというのは、もう毎年の事です。
それは子供達の夏休みに旅行を合わせなければいけない以上は仕方がない事ですので諦めています。
さて、今年も日程に余裕を持たせて石垣島に来ましたが、到着した途端に台風⑨号が発生し、翌日には⑩号も発生。
⑨号は石垣島を直撃するルートを通ります。
元々、石垣島から別の島まで船で渡り、そこで色々なツアーに子供達と参加するはずでしたが、早々とそれらは全て中止されてしまいました。
そうなるとその島へ行ったところで何もする事が無くなり、それどころか台風のせいで船で帰ってこられなくなる可能性があるので、島へ行く事自体を中止しました。
問題は石垣島から出る飛行機が飛ぶかどうかです。
旅行を早めに切り上げて予定より早めに帰る便に変更しましたが、それが結局は裏目に出て、その日にちょうど石垣島を直撃しそうなため飛行機は全て運行中止となってしまいました。
それで再度予約を変更して元の予定より1日遅れで帰る便が取れました。
元々日程に余裕を持たせていたので、それはまだ良いんですが、問題はその2-3日に何をして過ごすかというのが問題です。泊まる宿を探しながら移りますが、嵐の中海では当然遊べません。
一日中ホテルの中でゴロゴロしていても仕方がないので私が考えたのがビリヤードw。
石垣島にビリヤード場は無いのかと調べましたら、なんとちゃんとあるんですね。
越後屋というビリヤード場がありました。
そのお店には、松田卓磨さんと言うproもいらっしゃるとの事。
早速一家で出かけましたところ、台が6台のお店でプロご自身が受付けしてくださり、家族連れでまさに一見様御一行といういでたちの私達を気持ちよく受け入れて下さいました。
さてこういう時だけ「私も僕も!」と言いながらやりたがる子供達。
人の目があると見栄を張りたがるんでしょうかね。一通り遊んだ後は妻と子供達はビリヤード場を離れて別行動です。
さてその後の私の玉撞きはと言いますと、そこそこマスワリも出ておりました。
その理由の一つは、甘台であった事です。家族連れの一見さんを通してくれた台は店1番の甘台。プロ曰く、日本最南端のビリヤード台ですよとw。日本最南端のビリヤード場の中でも一番南側に設置された台なんです。同じ店に設置された華台は日本最西端の台なんですと。
久しぶりのゴールドクラウン(コピー台)でしたが、ラシャが違うのか単なるコンディションなのか、やたら引けるんですよ。まるでワックスが付いているかの様に引けますが、玉のせいでは無くラシャのせいに思えました。
ところが後で聞いてみたところ、車用のワックスなんですと。ただ私が玉のクリーニングに使うワックスとは違って割と落ちにくい様で、いつまでも引けます。まあ良いだか悪いだか。華台の玉だけはワックスをかけていないとの事。
キューは芝キューを使いましたが、タップの管理はしっかりしていました。面白かったのが、キュー尻にカラーテープが貼ってあって、黒が重め、赤がやや軽めとか重さで選べるようになっていた事(ええと・・色は憶えていませんが)。
あとはなんだ・・・ああ、ラックシートはなく、テーブルに例のパンチ穴補強シールがラックの形に貼ってありました(ラックシールみたいに。あれはどうやって正確に貼るんだろうと余計な事を考えていました。)
華台だけラックシート。
しばらくしてプロがいらして少しお話し、旅行中に台風で石垣島から動けなくなってしまい、嵐の中何もすることがないので玉撞きに来た事、普段はほとんど1人撞きで、ビリヤード場で撞くのはそれこそ何年ぶりかである事などお話ししました。
「よろしければお相手しましょうか?」と言って下さいましたが、イヤイヤイヤ・・・すみません。もう少しで妻達が迎えに来ますので。
でも、明日・明後日も暇ですからまた来ると思いますのでその時に是非お願いします。
(相撞きさえほとんどした事がないのに、いきなりプロお相手だなんてチビったのは事実。でもこんな機会はいつあるかわからないので、この旅行中に是非ご指導を仰ぎたいところです。)
ところで、驚いたのが料金です。多くのビリヤード場は1人1時間600円とかですよね。そのお店は一台1時間500円。そのため家族4人で撞いても、その後私1人になっても500円。
2時間撞いて1000円でした。と言うかですね、平日午後12:00-6:00までは何時間撞いても一人1000円。
会計の時に有難うございましたと、1000円出したら4000円お釣りを渡そうとゴソゴソ数え始めたプロを見て笑ってしまいましたよ。
「お釣りはいりませんよ」
「・・・・ああ。」
5000円とか10000円出して「お釣りはいりません」ならカッコ良い台詞ではありますが、千円ちょっきりなので「本当にいりません」なんですよねー。
私が撞いている間に、もう2組のお客さんが来ておりましたが、良心的な料金です。
かえってそれで成り立って行くのか心配なくらいでした。
つづく。