私はyou tubeなどでビリヤードの動画をよく見るのですが、
プロの押し玉ってすごいですよね。
私の動体視力が悪いだけかもしれませんが、そんなに上を撞いていないように見えるのにグインと加速します。
「え?押すつもりだったの?」って意表を突かれる事があるんですよね。
繰り返して見ていますと、中心付近でプラクティスストロークをしているんですが、
実際の撞点はやはり上をついているように見えます。
”芯押し”と言われる押しがあります。
ネット上でもいろいろな意見があるようですね。
いわゆるビリヤード界の”オカルト”だと。
そんな押しは存在しない、何だかんだで上の撞点を撞いているのだ、と言う意見。
一方、ちょっと上の撞点をこすり上げるように撞くと芯押し出来るとか。
どちらにせよ、グインと加速する押しって見ていて楽しいですよね。
引きも同じですけれど。
話は変わりますが、同じオカルトつながりで。
”オーバースピンはない”ってのは本当なのでしょうか。
これって、完全回転(球がラシャと一切滑らずに、ひと転がりする間に円周分だけ進む状態)以上に回転する事がないって事ですか?
物理選択ではないのでよく分かりませんが、印象としてはオーバースピンはありそうですけれど。
言って見れば、車で急加速しようとしてホイールスピンしている状態ですよね。
もしかして、物理現象としてはあるけれど、キューで球を撞いてオーバースピンさせることが不可能って言う意味なのですかね?
押し玉が加速するって言うのは、このオーバスピンが存在するからの様に思えますが・・・
よく分からん。
後日追記)
やはり、「キューで球を撞いてオーバースピンさせることが不可能」って言う意味でした。
上記の私が書いた「押し玉が加速する」って言うのは、的玉に当たってからの手玉のアクションについてですので、全く関係ない話です。
ロバート・バーンさんの「ビリヤード・アドバンスブック」には「完全回転(本では自然回転となっています)以上のトップスピンをかけようとすることは、ほぼ不可能であり、ミスキューの可能性を増すだけの事である」となっていました。
後日追記2)
上記記事を2年以上経ってからたまたま読んでみたところ、「何言ってんだコイツ」って感じでしたので、補足します。
手玉の上を撞いた時に、手玉が先球に当たらなければ「完全回転以上の回転=オーバースピンを与えることはほぼ不可能」。
しかし、「手玉が先球に当たった瞬間にはオーバースピン状態はありますよね」って話です。
手玉の上を撞いた手玉が「完全回転」で100cm/sで転がっているとします。
その手玉が先球に当たり、急激に減速して例えば30cm/sになった瞬間の事を想像しますと、手玉の勢いは遅くなったけれど回転はそのまま(物理選択ではないので表現の仕方が分かりませんが、100cm/sなりの完全回転)であるという事です。
先球に当たった瞬間、「完全回転した100cm/sのスピードの手玉」が「回転はそのままに、30cm/sのスピードの手玉」になるわけです。
その回転は、30cm/sのスピードの手玉にとっては完全回転以上の速さで回転(オーバースピン)しているので、前に加速して押し玉になる。
で、ラシャとの摩擦でしばらくするとまた完全回転まで戻る。
「オーバースピンはない」と言うのは状況による、という事だと思います。