以前「限界撞点」のお話を書いた事があります。
ハイボールの帯が水平になる様に置いた場合、その帯のラインが限界撞点であるとの事。
おそらく、撞く人によったり撞き方によって、もしくはタップやチョークの種類によってはもっと下(や上)を撞けるかもしれませんが、そうするとミスキューする確率が上がってしまいます。
安心してそこを撞けないようでは使えませんよね。
私にしてみれば、限界撞点の下どころか限界撞点そのものさえ正確に撞けているのか怪しい所です。時々チョークを着けずに撞いてはミスキューしております。
だからと言って、一つ2000円近くする様なチョークを使う気にもなれず。
それで思ったのですが、例えば引き玉の際に限界撞点を10のキュースピードで撞いて10の距離を引けるのであれば、もう少し上の撞点を12のキュースピードで撞けば同じ距離が引けるのではないかとね。
もちろん12のキュースピードを出せるのなら、限界撞点を12で撞けばもっと引けるのでしょうが。
ただ、限界撞点をそれこそ限界のキュースピードで撞くと言うのはかなり難しいし、再現性が低そうです。
そんなわけで、
引きの撞点を少し上げ、キュースピードを速くしてみたのですが、結論としては「いける」。
かえって、安心して撞ける分だけキュースピードを落としても結構引けて来ます。
引ける距離が長くなったかと言えばそうでもなさそうなんですが、少なくとも楽には引ける事が分かりました。
そうこうしているうちに分かって来たことは、撞点を正確に撞くことが条件ですが、下を撞けばその分引けるという当たり前な事でした。
ショットスピードを上げようとして撞点がずれてしまうより、正確な撞点をゆっくり撞いた方が綺麗に引けてくる様です。
そんなわけで、ショットスピードをいかに落としてキレを出すかと言う練習をしておりました。
だからと言ってこれらが身につくのはいつなんでしょうかね。