皆さんおはようございます。
寒いですねー。
クリスマスも近づいてきて、なんとなく・・・ちょっと気分が↑
今日の話題は、下書きしてから随分時間がたっているネタですが。
ブログにアップしようかどうか迷っていたのです。
まあいいや、載せちまえってことで。
私は中・高・大とテニスにどっぷり漬かっておりました。
そのため、”体育会系”の体質や雰囲気と言うのは良くわかっているつもりです。
その中には良い部分もあり、悪い部分もあり。
挨拶をする、後片つけをしっかりする、道具を大事にする等、若いうちに規律と礼儀を学ぶのは非常に良いと思います。
私が体育会系の雰囲気でちょっと違和感を感じるのは、社会人の体育会系。
バレーだとかテニスだとか野球とか、何でもそうだと思うんですが、「努力しないのはおかしい」とか「うまくならなければ意味がない」とか「勝たなければ意味がない」という雰囲気。
いや、実業団ならまだ分かります。彼らは半分プロですからね。
もしくは、「この集まりは、どこどこの大会での上位進出を目指しているクラブです。生半可な気持ちの方は入部ご遠慮下さい。」って言うように、そう言う人たちの集まりというのであれば。
ビリヤードをしている方々にも、当然ながら様々な人がいます。
基本的には誰もが少しでも上達する事を望んでいるでしょうが、
望んでも出来ない環境の人が大勢いると言うことは事実だと思うのです。
「ビリヤードをするのであればA級を目指さなければおかしい」
「うまくならないのは努力が足りないのだ」
「そんなやり方では一生変わらない」と言う言葉ってどうなんでしょう。
こういう雰囲気が、初心者を入りにくくしているのではないでしょうかね。
いや。おっしゃる事に間違いはないですよ?
ビリヤードしかやることがないって言うのなら。
しかし、普通の大人の生活ってのはそうではないのですよ。
結婚して子供ができて責任があって。
ローン組んで、家を建てて。
親も高齢で、介護が必要で。
仕事では全責任を持って、ストレス溜めて、
やっとの事で時間を作って趣味のビリヤードをして息抜きをしている。
好きだから寝る時間を削って撞いている。
毎日毎日何時間も撞けない。下手すると週に一度撞けるかどうかだ。
それでも楽しんでいるんだから、それでいいじゃないですか。
上達したくて、練習をしたいけれどもそんな時間は取れない。
「これでは一生このまま変わらないかも」と分った上で、それでも続けている。
限られた時間でも何とか工夫して上達しようとしている人に、
それを指摘して何か意味があるんでしょうか。
自分は時間が有り余っている学生時代にでも練習できてよかった、っていう自慢?
私としては「好きな事が十分できて良かったですね」としか言えません。
以前、ブログにupしたマーク・トゥウェインの格言
To play billiards moderately well is the sign of a gentleman; to play it too well is the sign of a misspent life. (Mark Twain)
ビリヤードをそこそこうまくこなせるのは紳士の証。
あまりうますぎるのは、人生の時間を浪費した証。
人生と言う視点で言うならば。
「変わらないだろう」な、ってのはその様に言う方のほうかもしれません。
いまだに、本当に大事なのは何か分からない人々。
上記のような発言をされるお方は、金銭的にも時間的にもずいぶん余裕のある方々なのでしょうか。
もしくは、結婚もしておらず(もちろん子供もおらず)、親もまだ若くて、実家暮らしで、自分の時間は自由に使えるか。(いつまで学生気分なんだ?)
いずれにせよ時間的に余裕がある人でなければ言えない事。
上達するために、もしくは勝つために時間を割いて夢中になる。
自分の責任で選択してやっていることなので好きにすれば良いと思います。
ビリヤードが1番で、生きがいで、何を犠牲にしても・・と言う方は
プロになればよろしいかと。
それは個人の価値観であって、すべてのビリヤードプレイヤーが共有する価値観ではないと思いますけれど。
ああ、毒を吐いてしまいました。
まあ、いつもの「私はビリヤードは大好きではあるけれど、人生の目標でもなく
一番の目的でもない」ってお話でした。
追記)上記発言をされる方々も、そんなことは分っていらっしゃるはず。
それをまた色々言う私もどうなのかと。
読み流してくださいませ。