皆さん「ワラビ」ってお好きですか?
若い方はあまり興味ないかもしれません。
「ワラビのお浸し」も美味しいですけれど、年に一度食べれば十分だし、食べ過ぎると発癌性があるなんて言われているし(茹でたアクに毒の成分は出てしまうそうです)。
どうして「ワラビ」かと言うとですね、我が家では昔からお雑煮にワラビを入れるんです。これがまた、良く味が出てうまいんです。
正月にワラビ??
そうなんです。季節外れですよね。
実家の牧場では、春になるとワラビがたくさん獲れます。
それを、洗ってサッと湯通ししてから1-2程日陰干しにします。
そうするとカピカピになって長持ちするんです。
そのまま正月までとっておいて、半日から1日水に漬けておくと戻ります。
水は何回も変えてしまうと味も一緒に出てしまいますから、一度水に浸してそのままでOKです。
それを適当な長さに切ってお雑煮の中に入れて煮込むだけです。
なかなか複雑な味が出るんですよ。
ちょっと違うけれど、スルメってありますでしょ?
そのまま食べたら、ただのスルメイカですわね。
でも干してみると皆さんご存じのとおり、あの味が出ます。
ワラビもそんな感じです(当然ですがスルメ味ではありませんよ)。
どこにこんな味があったのかと思う位の味わいです。
田舎にはワラビそばとか、山菜漬けとかでワラビが入っている事がありますが、アレとは全く味わいが違います。
この春、ワラビが手に入る人は是非やってみて下さいませ。
例年、正月のために両親がこの干しワラビを作っていたのですが、
事情があって現在牧場には住んでいませんので、昨年から私が作り始めました。
こう言うのって、子供の頃からの味覚の記憶なんですね。
これがないと正月が来たという気がしないんです。
なので自分でやりましたよw。
二回に分けてワラビを採って湯がいて干す。
でもあっという間に干からびますw。
地元でもこれをやっている人は他に聞いたことがありませんので、我が家だけの物なのか。昔からやっていたみたいなんですけれど。
妻にこれを食べさせると確かに美味しいと言うのですが、来年自分で準備するかというと、そんな手間をかける気は一切無さそうです。
子供達がちゃんとこの味覚を受け継いでくれると良いのですがね。
この味が廃れてしまうのはもったいない。
追記)
面識はございませんが、BOSSのブログを拝見すると、春になると時々ワラビ採りに出かけていらっしゃる様ですね。ただ、あまり採れない様ですのでお送りしたいくらいです。
でもどこの誰か分からん人から送られたものを食べる気はしませんよねー。