台風ビリヤード2
さてさて、(現在は自宅に無事帰って来ております)引き続き石垣島で足止め食っております。
台風⑨号が島に近づき、瞬間風速が何十mとかニュースで言っているらしいですが、現地ではそんな風どこで吹いているんだって感じ。
少なくとも昼の時点では雨はパラつき時々風も乱れますけれど、台風が近づいている様な雰囲気ではありません。
今夜から2泊する宿を確保して、昼飯を一家で食べてから宿に行きました所、宿のご主人がおっしゃるには「最近の中で最大の台風で、ライフラインはおそらく絶たれるだろう。電気が止まればエアコンはもちろん明かりも消えるし、食事も作れない。2日分程の食料と水などを確保しておいてほしい。本土の方が想像する10倍の威力と思ってください。」との事。
ふーむ。
地元の方の忠告に逆らうつもりもありませんので、言われるがままに食料を確保して2時頃宿に入ります。
その段階では風は多少強目ではありますが、どうなんでしょう。
ホテルでは窓の目張りをし、コンビニなんかは窓や入口周りにネットを張って防御しています。風で飛んできた物でガラスが割れない様に。
建物は頑丈なコンクリート建てで、とりあえずは中に入っていればそんじょそこらの事では何ともなさそうです。
私はと言えば、ホテルの中でボーッとしているのが苦痛でして、先日のビリヤード場に
電話で確認。
「台風なんですけれど、そちらは今日やっていますか?」
「大丈夫ですよー」
そんな訳で、妻と子供をホテルに置いて、私はビリヤード場に向かいました。
もちろん雨風がひどくなるのであれば即刻帰りますが。
ビリヤード場に行くと、そこにはすでに数人のお客さんが撞いています。
どこにでもいるんですよね、ビリヤード好きは。
さて、先日のプロはいらっしゃらず、店番をしていた方は(後で聞いたところによると私と同年のお方)そてつさんでした。この方がオーナー。
私が撞いていると、しばらくして近づいてきて相撞きのお誘いがありました。
私としても、上級者と撞いた事がほぼなく、今日も先日お誘いいただいたプロにご指導いただくチャンスだと出て行った訳です。
このお誘いを断る理由はありません。
5-4のハンデをいただき、全て負けでした。
そこで確認できた事は「やるべき事をしっかりやる」という事。
普段やっている事をちゃんとやれば、ある程度食いついていけるという事。
全く歯が立たないわけではないんだという事です。
お互いにマスワリは一つもなく、ターンが行き来します。
私が取ったポイントと言うのは、相手がミスをした所で私が取り切ったポイントですので、どうしようもなくやられたと言うのではない。
まだ自分で何とか出来るチャンスは大いにあった訳で、そこが問題なんですよね。
ただ、言い訳にはなりますが、相手のホーム、私はブレイクもプレイも芝キューと言う中での対戦です(でも先日の1人練習では、実際に3回ほどマスワリも出ていますしね。言い訳ですな。)
マイキューであればもうちょっとと言う気がしないわけではありませんが、私に取ってはそれどころの話ではありません。
だって、「人生でほぼ初の相撞き」なんですから。
歴の中で、初対面の方と相撞きしたのは2回目と言う事実。
結果は散々。
2-W 1-W 1-W1-Wの4連敗。
私は勝ち負けとか、自分の玉を撞けたとか撞けないとか言う前に、知らない人(しかも上級者)と撞いていると言うシチュエーションに夢中になってしまいまして、あとはどうでもいいって言うわけではないですけれどーーそんな感じw。
面白かったのは、対戦中に緊張するのかなと思っていましたが、それほどでもありませんでした。それには思い当たる節がありまして。若い頃に散々やったテニスなんですね。
十何年も大勢の応援に囲まれて、試合を続けてきた事も関係ありそうでした。緊張するといえば、ビリヤードと言う競技での対戦が初めてであると言う事と、テニスの様に気持ちで優位に立てないと言う事。後は、ビリヤードの世界で(もしくはこのお店で)中年の飛び入りがどの様に見られるかと言った不安感でしたが、それは当初からプライドを捨ててかかりましたので大丈夫。
おまけにその後、別のお方(お若い)を紹介していただいてまた相撞き。
中途半端な私が⑦番⑧番位まで入れてはミスってポイントされると言う繰り返しで負けてしまいました。
2ゲームやって頂き、1ゲーム目はヒルヒルで負け。2ゲーム目もヒルヒルになった所で私の時間切れで失礼しました。
その方の玉撞きは基本的に私と考え方が同じ様な印象でして、帰り際に「また明日来ますのでお願いします」と約束して帰りました。
イヤイヤ。
楽しいぞw。
追記)家族はその間ホテルで閉じ込められていましてね。ゴメンね。でも家族で遊べる所が無いんだよー。子供が外に出ると危ないし。